そういった意味で、保守本流で育った総理としてどのような政治的構想力をお持ちなのか、その点につきまして、ひとつ突っ込んだこの哲学論をお聞きしたいと思っております。
すでにこの加配米問題をめぐって、事務当局同士としては御検討になった事実がございますかどうかということ、それから今長官の御答弁を聞いておりますと、十四億円内外の国の財政負担問題を理由としてこの加配問題を論じてはいけない、自分も同様の意見であるという御言明がありまして、私も非常に多とするのでありますが、といたしますと、これは事務当局では、まだ大臣命令を受けて御検討になっておるということではない、むしろ大臣の政治的構想
吉田総理の行わんとする政治的構想のほどを聞かんとするものであります。周知のごとく、吉田総理は、去る八月二十八日に抜打ち的なる解散を行いました。早期解散を主張し切つたわれわれであつたのであります。従つて、解散そのものについては私たちは反対をいたしません。けれども、あの際の解散のやり方が、新憲法の精神を無視していると私は断ぜざるを得ないのであります。